古民家のしつらい

古民家対決?!

あ、争っているわけではなく(笑)
古民家ほど地域性が出るものはないな、と思って。

先週末、台風19号明けにたまたま仕事で
長野県に出向くことがありまして。

千曲川の氾濫の後も生々ししく・・
今回の台風21号の影響も心配ですね。
途中、上越道の軽井沢-佐久間が高速通行止め・・
254号の下道で行かざるをえず・・往生しましたが、
その産物?信州の古民家探索ができました♪

信州らしい古民家。
屋根は瓦葺きになってはいますが。
伝統的には、檜皮葺(ひわだぶき)ですね。

対して、こちらは房州(千葉県)の古民家。

こちらも、本来は茅葺なものが、
なんちゃって鋼板瓦葺きになってはいますが。

信州の家は、このように棟方向のスパンが長くて
棟の三角部分の梁、束、貫の構造デザインが魅力的です。

一方、房州の家は寄棟づくりが一般的で、
棟を見せることはまりないですね。
屋根が茅葺なのも・・確かに、房総半島には
信州と違って森林が少なく、木材の調達が難しかったかも。

信州といえば、森林が豊かですから(木曽檜は全国的に有名)、
屋根材が檜皮(ひわだ・檜の木の皮)であるのも納得です。

こういう視点で見ると、古民家は奥が深くて
他県、他地域へのお出かけも楽しくなります。

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