ハイブリッド古民家🄬改修工事

ハイブリッド古民家改修工事・日記2

前回の現場日記でご報告したとおり、
余計な増築部分の撤去が終わり、
いよいよ工事本格化です。

手前に見えている左の太いのが、いわゆる『大黒柱』
右のが第二大黒柱(千葉では『恵比寿柱』と言うそうな・・)。

柱と梁の構造だけ残して、アルミサッシの窓は全撤去。
すっかすかで、気持ちいいいー(爆)

ご覧の通り、床は、構造体ではないので、
すべて撤去して、新たに設置。

 

既存の建物はゆがみの少ない大変良い状態ではありましたが・・
築100年近く、傾いていない方がおかしい(笑)
建物の加重が上記の大黒と恵比寿にかかっていて
特にここが傾いていたそうで(21ミリの傾きがあったとのこと)。
柱の傾きは、今時はレーザーで測定↓

 

写真ではわかりづらいですが・・
この小さい機械から赤いレーザーが
水平、垂直に走り、柱との傾きのズレを確認します。

一般的な柱で6ミリ程度の傾きあり。
まあ、誤差の範囲ではないでしょうか。
内部建具の走りの悪さは、この傾きが原因です。

傾きを少しでも調整するために、くさびを打ち込んだりして
全体を少しづつ補正します。

今回、建具も既存のものを水洗いして再利用します。
建具もゆがんでいるでしょうし・・そこをどう微調整していくか。

それにしても・・既存の土台
床束を受けている一番低いところにある横架材(おうがざい)が
それですが・・なんと乾燥しきって良い状態でしょうか・・。

今時の住宅は、床下に土間コンクリートを打つのが常識になっていて、
コンクリートを打たないと湿気が心配・・とよく言われますが、
床下が土のままでも何の問題もありませんね。

ただし、この状態が保てるのは床下が高いからこそ、なのです。
見てわかる通り、床の高さは土から70センチほど。
高温多湿な地域に見られる高床式にも通じますね。

床下が風通しが良いので、夏の湿気がこもらない。
そのかわり、床下からの冷気が冬寒い!

そこを現代の最新技術で!冷気をシャッタアウトする、
それがハイブリッド古民家🄬の神髄です(爆)。

まだ、その全容は謎ですが(大げさな)
のちのちご紹介していきますね!

 

 

 

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