ハイブリッド古民家🄬, ハイブリッド古民家🄬改修工事

ハイブリッド古民家🄬改修工事日記・8

お約束!毎週末の工事現場。
今回は年末年始のお休みがありましたので
2週間ぶり。早く、現場みたい!いそいそ。

おーっと、ついに登場!
今回のハイブリッド古民家🄬の神髄です。
床に這ってある銀色のシートがそれ。
宇宙産業で開発された超高性能遮熱材です。

日本で扱っているのは㈱佐武さんだけ。

冬寒くない家にするには断熱材を厚く入れる!
というのが日本の住宅業界の常識だと思いますが、
このシートは断熱ではなく、「遮熱」という考え方。

何が違うのか?!

断熱材は外から入ってきた熱(夏の熱さ、冬の冷気ともに熱)を
いったん取り入れてから断熱するので
断熱材自身に熱の伝導が多少ともあります。

それに対して遮熱は、外からの熱(冷気)を跳ね返して遮熱。
また室内側にも遮熱シートを張りますので(2層になっている)
屋内の温かさを室内に反発させて保温。
ですので、より高い効果が期待できます。

外から入れない、中から出さない!みたいな。
ただし、夏の屋内遮熱(エアコンの冷気を外に出さない)は
まったく頭にありません、古民家ですから!
夏は窓全開で!通風で暑さをしのぎますので、悪しからず。

なにより、石油系の断熱材と違ってアルミ材のシートですので、
将来的な解体時にゴミにならない、再利用が可能な環境に優しい素材です。

が、その効果を最大限に上げるためにはそれなりの施工が必要。

外からの熱を反発するとはいえ、その負荷をなるべく低くするために
アルミシートの下に空気層(静止層)を作ります。
今回は床にはビニールシートで静止層を作りました。
その材料費はお安いものですが、手間がかかります。

まあ、ビニールシート自体は石油製品ですので
何もかも再生可能な材料で、というのは本当に難しいです。
今考えていみると・・ここに和紙を張るという手もあったかな・・。

あとは、施工の精度にかかっています。
ですので、責任施工でしか受けていない材料です。
よって、誰でもが使えるという材料ではありません。
ご興味のある方は、上記㈱佐武さんにお問い合わせください。

千葉県内には我孫子市にしかその加盟店がなく・・
遠くから来ていただいています。

ここが、当ハイブリッド古民家🄬の生命線ですので、
しつこく、しつこく、施工の具合をチェックしています(汗)

 

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